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禱と稔

禱と稔

inori to minori

「禱と稔」は、契約栽培した有機栽培米のみを使い、有機認証を受けた壽蔵(福光屋・醸造蔵)で醸造し、日本、アメリカ、EUの有機制度に基づく認証を受けた有機純米酒の新ブランドです。福光屋が1960年から生産者とともに、約60年をかけて取り組んだ酒米の契約栽培化の一つの集大成でもあります。手間と愛情をかけて育てられた有機栽培米の山田錦、金紋錦、フクノハナをそれぞれ100%使用した有機純米酒は、有機米ならではの豊かな旨味と芯のあるボディをもち、個々のお米の美味しさ、特長を存分にお楽しみいただけます。

禱 と 稔 inori & minori (prayer & harvest)

古来日本人は、すべての営みは自然の摂理の中にあり、八百万神(やおよろずのかみ)に禱(いのり)を捧げ、稔(みのり)を授かると考えてきました。禱を込めて祭事を行い、田や酒蔵に神を招き、米や酒という稔の糧を受け取る―稲作と醸造も、その普遍的な自然観の真っ只中に在るということは、根源的な幸福です。自然への畏敬、健やかな命の歓びを宿した有機米は、やがて有機認証を受けた壽蔵で有機純米酒という新しい命を授かり、「禱と稔」という賜物になりました。

禱 と 稔 inori & minori  (prayer & harvest)

田の神 と 酒の神 god of rice fields & god of sake

有機米の契約栽培地は兵庫県と長野県にあります。その土地の気候風土でしか生育し得ない特質をもったそれらの米は、金沢の地で酒に生まれ変わります。霊峰・白山の麓に降り注いだ雨雪が地中深くに浸み入り、百年の時をかけてミネラルを豊富に溶け込ませながら酒蔵の直下150mに辿り着く仕込み水。金沢特有の気候で伸び伸びと育つ麹と酵母たち。土と水と微生物、そして気候風土との融合は、目に見えぬ力に導かれた恵みの巡り合わせです。

田の神 と 酒の神 god of rice fields & god of sake

農父 と 杜氏 farmer & toji

「農産物の生産に携わる者であれば、誰しもが健全なものを作りたいと思うのが本心である」と、ある農父はいいました。土を育み、日照と気温に従い、田に這って草と戦い、黄金色の稲田を眺めるときの誇りと歓び。純米蔵の杜氏もまた、酒造りの主役である麹と酵母の変化を五感で感じ取り、微生物最優先の酒造りに確信と愛情をもっています。米作り、酒造りのあるべき姿を見つめ、理想を求めた職人たちの気概と技の結晶がここにあります。

農父 と 杜氏 farmer & toji

創作 と 霊性 creation & spirit

自然の摂理に謙虚に従いながら技を高める、創作という営みは尊く崇高です。純粋な情熱による創意工夫、健全な心は、素の形を生み出します。精一杯の思いを込めて作られた有機米、全霊を傾けてその米を醸して仕上げる純米酒。さらに、その酒が授かる「禱と稔」という銘、そこに添えられた意匠もまたすべて、自然の摂理の一端であり、その環から自ずと生まれて一つに帰結した必然の形なのです。

創作 と 霊性 creation & spirit

風 と 土 wind & soil

日本・アメリカ・EUの有機認証を取得

有機純米酒「禱と稔」は、日本、アメリカ、EUそれぞれの有機制度に基づく認証を受けています。日本酒は有機農産物加工食品に分類されることから、

  • 一定の圃場で3年以上無農薬・有機肥料で育てられた農産物に与えられる有機JAS認定取得のお米を使用していること。
  • 加工工程である醸造においても、洗米から瓶詰めに至るすべてが有機認証基準を満たした環境・製法であることを認められた加工場(福光屋・壽蔵)で醸造されていること。
  • 認証に際しては、認証機関の検査員が農地や加工場に直接赴き、厳格な実地調査が行われ、認証を継続するために年1回の実地調査を受けること。

こららの厳しい条件を満たした上ではじめて有機認証を得ることができ、“有機”または“オーガニック”の表示が認められた日本酒となります。「禱と稔」は、有機純米酒と正しく名乗ることができ、欧米でも有機純米酒として輸出・販売が可能になります。

日本・アメリカ・EUの3つの有機認証を取得

おすすめの飲み方

おすすめの飲み方

お米のふくよかな旨味を存分に味わうことができる、大ぶりで飲み口の口径が大きい形状のグラスがおすすめです。

飲み方/冷やす◎ 常温◎ お燗◎

命名/松岡 正剛 氏

独自の編集的世界観と工学技法を元に、古代から現代までの日本文化のすべての事象を研究・思索。稲の国の米作りから酒に至るまでの精神世界の象徴を「禱と稔」とし、有機純米酒の銘として授かる。

命名/松岡 正剛

デザイン/皆川 明 氏

「minä perhonen」の代表として服飾から家具、器などのすべてのデザインとコンセプトを創造。「禱と稔」のパッケージデザインを担い、お米一粒に宿る心を顔に見立て、版画、ドローイング、切り絵の手法で3種のパッケージデザインを提供。

デザイン/皆川 明

商品ラインナップ

  • 禱と稔 山田錦(兵庫県多可町中区坂本産)
    酒造年度2015年

    酒米の最高峰・山田錦の有機栽培米のみを使い、丹念に仕込んだ有機純米酒です。洗練された香りと品格、力強さとふくらみ、軽さが一つに調和し、心地よい余韻をお楽しみいただけます。

  • 禱と稔 金紋錦(長野県下高井郡木島平産)
    酒造年度2015年

    「幻の酒米」といわれる金紋錦の、福光屋独自の有機栽培米のみを使い、丹念に仕込んだ有機純米酒です。洗練された端正な風味の中にシャープさとボディを感じる味わいをお楽しみいただけます。

  • 禱と稔 フクノハナ(兵庫県豊岡市出石町産)
    酒造年度2015年

    福光屋独自のフクノハナ有機栽培米のみを使い、丹念に仕込んだ有機純米酒です。やわらかな口当たりとおおらかな旨味、豊満にふくらむコクをそなえ、ボディを感じる味わいをお楽しみいただけます。