金沢の料理人に習う【9・10月】 季節のまかない肴×加賀鳶 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

醗酵レシピ

RECIPE

2021.10.13.

金沢の料理人に習う【9・10月】 季節のまかない肴×加賀鳶

金沢の料理人に習う、手軽で美味しい「まかない肴」。
今回は、美しい料理を繊細な手打ち蕎麦で締めくくる人気店「蕎味 櫂」のご主人・田尻さんに習いました! 秋の山の幸・海の幸を使いながら、簡単に作ることができる酒肴を2品。合わせるお酒は、やわらかな品のよい味わいに凛とした風格をそなえた「加賀鳶 純米大吟醸 極上原酒」です。
「お米の旨味がたっぷりした、芳醇でキレのある加賀鳶には、食材や出汁の旨味を合わせると相乗効果でお酒も肴も両方が美味しくなる」と、田尻さん。お蕎麦屋さんの出汁巻き玉子に旬の味覚をプラスした肴は、四季のアレンジが自在です。やわらかな吟醸酒に合わせてお楽しみください。

おろしきのこの出汁巻き

「加賀鳶 純米大吟醸 極上原酒」の豊かにふくらむお米の旨味に、食材の柔らかな旨味を重ねた秋の酒肴。全卵3個を割りほぐし、出汁100mL、薄口醤油と味醂各小さじ2、砂糖ひとつまみを加えて出汁巻き玉子を作る。しめじと舞茸は塩を軽くふってグリルで6〜7分焼いて水分を飛ばし、大根おろし、蕎麦つゆ(または醤油)と和えて玉子にのせる。

甘鯛のさっと煮
上品な旨味のある甘鯛を豆腐、野菜と炊いた滋味深い小鍋風の肴。「魚は鱈や鯛など、秋から冬に手に入りやすいものを。素材の出汁で一体感が出る」と田尻さん。甘鯛は塩をして霜降りにする。鍋に水、薄口醤油、味醂、酒を煮立たせ、甘鯛と絹ごし豆腐、椎茸、ねぎを入れて落し蓋をして炊く。器に盛って青柚子をのせる。

教えてくれたのは>>田尻 淳さん
美しく細やかな料理、〆に繊細な手打ち蕎麦を供するひがし茶屋街の新名店。2015年の開店以来、「黒帯」や「加賀鳶」をはじめ、調理には「福みりん」、「料理酒」を愛用くださっています。「高級魚から一般の魚介まで質が高く、安く仕入れられるのが金沢の魅力」。
気のきいた”肴を手軽に作るには…

「日本酒はお米のお酒ですから、ご飯のおかずは基本的に何でも酒肴になります。季節酒はその季節の魚介や野菜とは間違いなく合いますから難しく考えず。丁寧にひいた出汁があると酒肴づくりの強い味方になります。身近な食材、例えば卵や豆腐、野菜などをさっと炊いたり、浸したり。出汁一つで簡単で気がきいた酒肴ができます」。

蕎味 櫂(きょうみ かい)

金沢市東山1-23-10
TEL:076-252-8008
昼:12時〜12時30分(L.O.最終入店)
夜:18時〜19時(L.O.最終入店)
要予約 日曜、第1月曜定休

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