「金沢美人 純米吟醸 あまくち」発売に先がけ、お披露目試飲会を開催しました。 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

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2019.9.24.

「金沢美人 純米吟醸 あまくち」発売に先がけ、お披露目試飲会を開催しました。

令和元年9月20日(金)、爽やかな秋晴れのもと金沢市中心部の“しいのき迎賓館”にて、26日(木)に新発売される「金沢美人 純米吟醸 あまくち」の完成披露試飲会が行われました。来賓をはじめ、メディア関係者、金沢と食にまつわる80名の方々をお招きし、商品の成り立ちをご説明しながら出来上がったばかりの極甘口のお酒をお楽しみいただきました。

「金沢美人 純米吟醸 あまくち」は、酒米ではなく特別栽培米コシヒカリ「金沢美人」100%で仕込んだお酒です。金沢市の海沿いにある普正寺町一帯で1988年から栽培される金沢美人は、生産者の“ただひたすら、旨い米をつくりたい”という熱意のもと、後継者不足や米離れの苦難に直面しながら、有機質肥料・減農薬に徹した水田づくりに励み、ドジョウやホタルが元気に育ち野鳥が訪れる、非常に健やかな環境で栽培されています。手間と情熱を込めて栽培されたお米は、「粒が揃い、艷のある磁器のような白肌で、ひと目見てよいお米だとわかった」とは、福光屋杜氏・板谷和彦の第一印象。蒸し米にすると得も言われぬよい香りと豊かな旨味があり、お米の銘と味わいからヒントを得て金沢に縁の深い詩人画家・竹久夢二の美人画のような、甘美でたおやかな味わいのお酒になるよう“完熟濃糖醗酵”させました。

会場を訪れたシニアソムリエの辻健一さんは、「和梨を思わせる特有の瑞々しい香り、ふくよかな甘味と旨味、フィニッシュに心地よい微かな酸味と苦味があり、すっきりと全体を引き締めています。アミノ酸の多いお酒ですから、出汁を効かせた旨味の多い料理と同調させてもよいですし、フォワグラやあん肝、揚げ物などの濃厚な味わいの食材にも合います。対効果として、塩気のあるもの、例えばブルーチーズなどとも相性がよいです。ペアリングの幅、日本酒の選択肢を広げるお酒として新しい食のシーンを展開してくれそうですね。極甘口、しっかりした甘口の日本酒はこれから注目される分野だと思います」と、コメント。おすすめは10度前後によく冷やしてワイングラスで飲むと、すっきりした甘味を楽しめるそう。会場では、フードジャーナリストの皆さんが「フランス料理に合わせてみたい」、「アルコール度数がほどよく、軽やかに飲める」、「デザート酒としても楽しめる」、「チーズやドライフルーツをつまみながら食後酒にしてもよさそうだ」と、さまざまな意見や感想を寄せ、福光屋の日本酒の新ジャンルとして大きな可能性を予感するひとときに。「金沢美人 純米吟醸 あまくち」同様の精米歩合で造られたお酒と比べて美肌効果をもつアミノ酸が2倍多く含まれることから、翌日のお肌の変化を期待する声も聞かれました。

金沢で生まれ育った特別栽培米の「金沢美人」が、受け継がれた酒造りの技によって極甘口の純米吟醸「金沢美人」となって、日本のみならず世界に羽ばたき、SAKE愛好家の皆さまに味わっていただけるように。一粒のお米が万の楽しみをもたらすことを願って、発売の運びとなります。

写真左から、マスカルポーネとゴルゴンゾーラクラッカー、穴子の炭焼きとテリーヌ フォワグラのカナッペ バゲットチップス、大徳金時 レーズン ノワゼットのグラッセ。
この他に、特別栽培米「金沢美人」のおにぎりや、「金沢美人 純米吟醸」のゼリーと加賀しずくのマリネなどとのペアリングをお楽しみいただきました。

金沢美人 純米吟醸 あまくち
金沢美人から醸した極甘口の純米吟醸酒

金沢固有の銘柄米として、昭和の終わりから僅かに栽培が続けられるコシヒカリ「金沢美人®」。有機質肥料・減農薬の自然に近い環境で栽培された健康なお米を口にすると、お肌のきれいな金沢美人になれるとの意を込めて名付けられたお米です。絹のような口当たり、たおやかな甘味と旨味をお楽しみいただけます。