酒炭酸のある風景

菱川勢一と酒炭酸

まずは「酒炭酸」という新しいお酒の種類に挑戦した福光屋さんに拍手を送りたい。
日本酒というのは昔からの製法を頑なに守ることが、飲む人と作る人のあいだに大きな約束ごととしてある。
その約束をいかに守るかが酒蔵にとっては重要であるし、それが守れないとなるとブランドとしては信用に関わることでしょう。
老舗となればなおさらで、とかく「新しいお酒をつくる」ということはとても勇気のいる判断だったに違いないと想像する。
そして、この「酒炭酸」。福光屋の看板をしょって世に出された「新しいお酒」は福光屋ファンを裏切ることなく、まさに「新しい」ものとなっている。
これを飲んで一言感想をお願いしますと依頼されたのですが、本当にひとことしか思い浮かばなかった。
僕は日頃、広告やデザインなどを生業としているし、大学で教鞭をとるなどしてある意味、さまざまな言葉を駆使する日々を送っている。でも、ひとことしか思い浮かばない。それ以外は野暮に感じてしまう。
ずばりひとことの僕の感想。

「うまい。」

菱川 勢一 

ドローイングアンドマニュアル株式会社代表取締役
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科教授
株式会社センド 取締役/クリエイティブディレクター

1969年東京都生まれ。CBSソニーグループ(現ソニー・ミュージックエンタテインメント株式会社)入社。1991年渡米。渡米と同時に音楽業界から映像業界へ転身。1993年帰国。フリーランスとして映像作家活動を開始。1997年、グラフィックデザインと映像の複合的活動拠点としてドローイングアンドマニュアルの設立に参画。2003年、メディアの複合的デザインスタジオとしてスタンダードシリーズ株式会社設立。2009年、再びドローイングアンドマニュアル社を再生。
2011年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科教授に就任。
また、金沢を本拠とするCENDO社の取締役を兼任。
2012年eat kanazawaのプロデューサーを務める。

受賞歴
2000年 ニューヨークADC賞
2001年 ロンドン国際広告賞
2002年 IBA-International Broadcast Award
2005年 iFデザイン賞 アトモスフィア賞など3部門
2008年 アジア太平洋広告祭 銅賞
2009年 ONESHOW INTERACTIVE Merit賞
2011年 カンヌ国際広告祭 金賞