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百々登勢

「熟成」の系譜 百々登勢

変身タイプの長期熟成酒。その色と香り、味わいは今までの日本酒とは全く異なります。これこそが時間の賜物といえます。新しいカテゴリーであるために、まだまだ稀少性がその価値だと思われがちですが、蔵元によって実に様々な個性が出てくることが、長期熟成酒の大きな魅力のひとつです。

10年、20年、30年後に仕上がる酒

福光屋は早くから長期熟成酒に取り組んできました。時間の偉大な力を酒が授かるための最適な酒米はなにか、どのような仕込みをすれば良いのか。貯蔵熟成という最後の長い工程の結果を見通す、酒造りのノウハウを得、10年、20年、30年後に仕上がる酒をつくるロマンが結実したのが百々登勢といえます。

日本酒では考えられなかった料理との組み合わせ

また、その香味ゆえ、今までの日本酒では考えられなかった料理との組み合わせが可能となります。そして、その相性は劇的ともいえる新しい味わいを創造します。比較的濃い味つけの料理、肉料理、乳製品や甘いものとも相性がよく、食前酒やデザート酒にも最適です。

ブランド開発に関わる人たち

日本に現存する唯一の「詩人」。雄大、深淵なことばの海に遊ぶことを許された人。高橋睦郎。味わい、匂いまでもことばで現わしてしまうその人は、金沢の地で百の句を詠んだ。寿蔵を訪れ、蔵人たちと寝起きをともにし、残した句に、百年を詠みかえたことば「百々登勢」 がある。長期熟成酒を呼ぶ名としてのその意味は、百々登勢に寄せる 一文を読めば一目瞭然である。 食を愛し、酒を愛す彼の個性は、そのことばだけでなく彼の筆跡にも如実に現われている。百々登勢はその書も彼の手に委ねた。ことばが彼によってビジュアル化されると、長期熟成酒のブランドのかたちとして、ひとつの答えが浮かび上がる。 福光屋大吟醸の頂点「瑞秀」のネーミングも彼による。

百々登勢

高橋睦郎(たかはしむつお)

1937年福岡県生まれ。
少年時代から詩作を試み、1959年 『ミノ・あたしの雄牛』を出版。多数の詩集を出す。現代詩と伝統詩を兼ねて作り続ける現代唯一の詩人。
1993年に金沢を詠んだ句集『金沢百句・加賀百景』 を出版。『王国の構造』で歴程賞、『兎の庭』で高見順賞を受賞。