熟成が酒の味わいを深くする

搾りあがった新酒は、それぞれの酒質に適した温度で、短くて6ケ月、長期にわたると何十年も貯蔵熟成されます。熟成の過程で、いわゆる酸甘辛苦渋の調和がとれてまろやかな深い味わいが生まれます。
福光屋では熟成中のすべての原酒の利き酒をし、味と香りを定期的にチェックしています。はじめにイメージして意図したように熟成が進んでいるかどうかを確かめ、さらにその後の貯蔵条件を決める手がかりとしています。


長期熟成酒の新しい味わいを求めて

ワインやウィスキーのように、日本酒も熟成によって新しい味わいが生まれるはず‥。そんな思いを抱きながら、昭和39年、福光屋は長期熟成酒への試みを開始しました。日本酒の業界では、酒を長期に熟成させることなど、想像もされていなかった頃のことです。
幾種ものタイプの原酒の貯蔵条件を変えながら長年にわたって研究してきた結果、美しい色合いと穏やかな香り、そして深い味わいをもつ、まったく新しいタイプの酒が誕生したのです。現在、福光屋の蔵には30年以上の時を経た原酒をはじめ、さまざまな長期熟成酒が、静かに眠っています。


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